長久手町元組員立て籠もり事件
今日はまじめな話です。
歴史マニア的には、豊臣秀吉が本能寺の変後の清洲会議で確保した織田家中における主導権を徳川家康を下すことで確実の物にした小牧・長久手の戦いの戦場があり、最近は愛知万博の会場ともなったことで有名な愛知県長久手町で昨日午後4時頃発生していまだに立て籠もりが続いている事件の話です。
今となれば、本当は昨日のアップ時に書けば良かったのかとも思いますが、昨日の時点では母と中継を見ながらちょっと話しただけの話題だったので書こうとは思わなかったんです。
ですが、夜に負傷したまま救出が出来ずにいた警察官を救出するために行われた救出作戦で後方支援任務についていた若いSAT隊員が銃撃を受け殉職した事で、これはやはり書かなければいけないだろうと思いました。
何の話かというと、このような重大事件における報道姿勢の問題です。
昨日、母と事件発生直後の中継を一緒に見ていて出た会話で、事件発生現場を中継ヘリまで出して各方向から撮影し、もし立て籠もっている犯人がそれをテレビで見ていたら大丈夫なのか?という話題になりました。
今回の事件では人質がいます。
人質がいる以上警察隊は安易な強行突入は出来ないので犯人を説得しつつ情報収集と作戦計画を慎重に練る必要があります。
犯人側は、警官達に囲まれ孤立した屋内で警察の動きが掴めない中で立て籠もるために、情報の差がうまれてそれが警察の行動を支援してくれます。
しかし、昨日の中継では警察の配備や行動が全部中継カメラによって全国に送られていました。
犯人側も当然テレビで警察の配備状況をある程度把握して注意を払っていたはずです。
負傷したまま5時間も救出出来なかった警官を助けるために、危険な救出作戦が行われる事になりましたが、その時点で犯人側もその動きを当然気づいているわけです。
犯人は救急車の接近を拒否して救出しようとしたら発砲すると警告していたわけですから当然、救出任務の警察隊の動きが読まれることは前線にたつ警官達の危険に繋がります。
そして、実際に後方支援に展開していたSAT隊員が銃撃され殉職してしまいました。
今回の件について、報道のあり方が違っていればあの隊員はもしかしたら死なずに済んだのでは無いのかとどうしても考えてしまいます。
結婚して9ヶ月の子供がいて、まだ23歳の若い隊員です。
このような重大事件での報道の姿勢について、まあ、メディアはあまり触れたくはないでしょうがこれは絶対に批判されてしかるべき事だと思います。
情報が犯人に漏れることは場合によっては人質の命に関わるという事が問題となって1963年の吉展ちゃん事件後、誘拐事件に関する報道協定という制度が出来ましたが、今回のような立て籠もり事件でも現在進行形の事件においてはそのような協定が必要なのではないでしょうか?
人質だけではなく警官達の安全も重要です。
17日午後4時10分ごろ、愛知県長久手町長配の住宅で、「父親が拳銃を持って暴れている」との110番で駆け付けた愛知署長久手交番の木本明史巡査部長(54)が、拳銃で男に撃たれた。男は家族2人も撃っており、妻とみられる女性を人質に自宅に立てこもった。木本巡査部長は約5時間後に救出されたが、その直後、銃撃戦に備え現場に待機していた県警機動隊・対テロ特殊部隊(SAT)の林一歩巡査部長(23)が左鎖骨付近を撃たれ、18日午前零時14分、病院で死亡した。ほかの3人は命に別条はない。








