古代ギリシアの旅行家フィロンが古代地中海世界を旅行して見た、一生に一度は見たい観光スポットを選んだことから世界七不思議は始まりました。
英語で『Seven Wonders Of The World』というのを訳して世界七不思議なのですが、この場合Wonderという言葉は不思議ではなく驚異と訳すのが正確です。
世界の七つの驚異の建造物といった感じです。
フィロン以後にもいろいろな人たちがオレ流七不思議を発表しているので、これと決まった七つがある訳ではないのですが、フィロンが選んだものをベースにして一般に古代の七不思議とされているのはこちらです。
- ギザの大ピラミッド(エジプト)
- バビロンの空中庭園(イラク)
- エフェソスのアルテミス神殿(トルコ)
- オリンピアのゼウス像(ギリシア)
- ハリカルナッソスのマウソロス霊廟(トルコ)
- ロードス島の巨人像(ギリシア)
- アレクサンドリア大灯台(エジプト)
*フィロンは大灯台の代わりにバビロン城壁を選んでいます。
現在でも在りし日の姿を留めるのはただひとつギザの大ピラミッドだけとなってしまいました。
20世紀末にアレキサンドリアの港の海中から大灯台の残骸と思われる構造物が発見された事が話題になったのも記憶に新しいところ。
それ以外の五つに関してはもはや痕跡すらも残っていません。
ロードス島の港に建造されたヘリオスの巨像に至っては大地震による倒壊でフィロンの生きた時代のわずか66年間しか存在しなかったかなり短命な建造物です。
そして、いまや想像するしかなくなってしまった世界七不思議に代わって、狭い地中海世界にとどまらない新たな世界七不思議を選ぼうという試みが冒険家で映画監督のベルナルド・ウェーバー氏によって提案されました。
新たな7不思議を2007年7月7日に決定しようという試みです。
そして、元ユネスコの事務局長が中心になって実行のための財団が作られ世界中からの投票によって、このたび新・世界七不思議が決定しました。それがこちら。
- チチェン・イッツァのピラミッド(メキシコ)
- リオのイエス・キリスト像(ブラジル)
- ペトラ遺跡(ヨルダン)
- 万里の長城(中国)
- マチュ・ピチュ(ペルー)
- コロッセオ(イタリア)
- タージ・マハル(インド)
アジア・ヨーロッパ・アメリカと良い具合にバラけました。
ひとつだけ時代も新しく毛色の違うキリスト像がありますが、これはリオを見下ろすコルコバードの丘に立つ30mの高さがある巨大な像。
古代版七不思議のヘリオスの巨人像みたいなポジションでしょうね。
最終選考には清水寺が残っていたのですが、さすがに日本人以外には知名度が無く落選となりました。
まあ、日本人の僕から見てもこの中に清水寺があると違和感がありますから仕方ないかと。










