前に日経がすっぱ抜いたPS3の頭脳Cellを生産しているソニーの諫早工場を東芝に売却する件が昨日正式に発表されたようですね。
Cellのとこだけではなく大分のRSX(PS3のグラフィックチップ)とPS2用チップの設備の方もセット売りでソニーは半導体事業から事実上の撤退ということで。
東芝としては安価に最先端の半導体生産設備をゲットできておいしい話。
ソニーとしては得意分野に経営資源を集中させたいので事業としての先行きが不透明な半導体から手を引きたいと。
ソニー・東芝がともに得意分野への選択と集中を進めた結果こういう事になったと。
当時の久多良木副社長の主導でソニーによるCell関連の設備投資には2000億円~5000億円とも言われる莫大な投資がなされてましたが、今回の売却額は1000億円ちょっと程度と見られているようです。
一説には2008年12月に償還期限が迫る転換社債2500億円のために事業を切り売りしてお金を回収する羽目に陥ってるのでは?という見方もあります。
ソニーファイナンス上場もそのための資金調達のためだとか。
ちなみに、その問題の2500億円の転換社債はCellの設備投資への投資を主な目的として2003年末に発行されました。
当時はPS3がこんな事になるなんて誰も思ってませんでしたね。
2500億円の借金をして工場を造って、その借金を返すために出来たばかりの工場を1000億で売るはめに陥ったという、なんとも笑えない話で。
設備は東芝へ売却されますが、Cellの生産は東芝・ソニー・SCEの共同出資で出来る新会社が東芝から設備を借り受ける形で継続します。
どんな交渉が行われたのかまではわかりませんが、東芝単体でのCellの継続ではPS3の命綱を次世代DVDで対立している東芝に渡すに近い事になりますし、東芝としても事業として先行きの見えないCell事業に金を出したくないのでソニー側も出させたってところなんでしょうか。
よくわからんですが。
その出資比率ですが、資本金は1億円で、東芝が60%、ソニーが20%、SCEが20%、CEOは東芝より出向となっております。
東芝が主導で、ソニーとSCEが仲良く?折半です。
東芝との力関係やソニーとSCEの微妙な関係がかいま見えて興味深いなと思ったり。
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