三月五日に発売されたニンテンドーDS向けソフト『相棒DS』を買いました。
版権モノとしてあなどってはいけないなかなかのおもしろさです。
アニメ・ドラマ・映画のゲーム化といえばゲーマーの間では多くの伝説的なクソゲーを生み出してきた分野でもあり、相棒のゲーム化がドラマの世界を膨らませる素晴らしいゲームになるか、それともドラマの世界をぶち壊すクソゲーになってるかというハラハラドキドキもありましたが、ふたを開けてみると長年培われてきたドラマの世界観を忠実に再現してオリジナルエピソードを作り上げる事に成功した良質AVGとなっていました。
ドラマのOPを意識したOPムービーやドラマそのままのレギュラーメンバーたちの掛け合い、ドラマそのままのBGMを使用しており、ゲーム版の脚本をそのまま使って撮影すればそのままドラマ版の新作が1話撮影できるのではないかというほどの再現度です。
また、DSの容量制限の厳しいROMを使用しているためフルボイスとはいきませんが、イタミンの「特命係の亀山ぁ~!」とか角田課長の「ヒマか?」などのお約束の台詞にはオリジナルキャストによる音声が入っています。
登場人物のキャラクター再現が非常にレベルが高いため、実際には音声の収録されていない台詞でも容易に脳内で音声再生しながら楽しめますからドラマ版をあまり知らない方よりも確実にドラマ版のファンの方がプレイしていて楽しいと思います。
最近のテクモのDS展開の流れに乗りゲームには疎いドラマ版ファンを開拓することをおそらく狙っているのでしょう、システムも極めてオーソドックスなわかりやすいAVGになっています。
しかし、AVGというジャンルで面倒を感じることの多い場面移動などは極力抑えてあり、次に捜査をする場所のみが移動先として表示され移動先では必ず事件関係者との会話があって捜査が進展すれば次に何をすべきかもきちんと教えてくれるためフラグ探しでいったりきたりという事がありません。
無駄な移動が起こらない作りになっているためドラマのように非常にテンポが良くストーリーが進んでいきます。
右京の鋭い観察眼をシステム上に再現した右京ビジョンや関係者との会話の最後に「もうひとつだけ」ボタンが表示され、これを押すことによってさらなる情報を引き出すなどの相棒ならではのニヤリとするシステムもあります。
ある程度の証拠を集めたら右京と薫が推理を組み立て仮説が追加されていきます。
そして、その仮説を証明するためにまた関係者の話を聞いたり証拠あつめ~というサイクルでストーリーは進行していきます。
ドラマ版と同じように「花の里」で右京・薫・たまき・美和子が事件について話したり、刑事部長室に呼び出されて理不尽に怒られたりといったことも起こります。
まさにドラマ向けの新作シナリオをそのままゲームに落とし込んだような感覚で相棒の新作エピソードとしてファンが楽しめるように作られている訳です。
そんなオリジナルエピソードとは別に、ドラマ版で最高傑作との呼び声も高いエピソード「シーズン3 ありふれた殺人」や独特のキャラクターで人気の高いラムネこと大河内監察官の秘密があかされた「シーズン2 ピルイーター」など五話をノベル形式で収録しています。
いずれも評価・人気の高い五話なのでドラマ版で見ていない方は必見ですね。
最後におまけのミニゲームについて。
角田課長のコーヒーゲームはアホっぽいですが、息抜きにはぴったりです。
米沢さんの鑑識力ゲームは軽い脳トレっぽいゲームです。
どちらも本当におまけなので暇つぶし程度に。
とりあえず、相棒ファンの友達にクリアしたら貸してくれと言われているので優先的に進めるつもりです。
現在エピソード2プレイ中です。

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